My Favorite Movie

どうもです。

明日から8月ということで、夏真っ盛りですね。

 

花火したり、BBQしたり、海行ったり、キャンプや野外フェスしたり、 それぞれに刺激的な毎日を送っていることと思います。

 

僕は仕事だ練習だイベントだで相変わらず季節感ない生活送っていますが笑

まぁ時間見つけて夏を楽しんでいきたいものです☻

 

 

さて、今日はオススメの映画を紹介したいと思います。

僕のHIPHOP MINDを大きく揺さぶってくれた映画です。

 

 

eyecatch-top

「自由と壁とヒップホップ」

 

日本では昨年初公開されたパレスチナのHIPHOPアーティストのドキュメンタリー映画になります。

僕は映画館でこれを観て以来完全にハマり、主人公のDAMのCDも買ったし、

彼らの初来日ライブも行ったし、映画のDVDも買って何度も観ています。笑

 

てことで、皆さんにも紹介したいのですが、まずは、あらすじを。

 

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イスラエル領内のパレスチナ人地区で生まれた史上初のパレスチナ人ヒップホップ・グループ“DAM” 。

彼らは言葉を紡ぐ。占領と貧困、差別により生きる意味を見いだせない若者たちのために。パレスチナ人としての誇りを失いかけている多くの人たちのために。

服役中の親を持ち、行き場のない子どもたちの前で夢を語り、社会的な制限や抑圧の多い女性たちに楽曲を提供し、ラッパーとして背中を押す。

DAMの音楽は国境、年齢、性別といった壁を越える。

そして、彼らに影響を受けたガザ地区や西岸地区の若者たちもまたヒップホップを志す。自身のおかれた苦難に立ち向かい、本来手にすべき自由を獲得するために。

絶望的な状況をヒップホップのリズムに乗せ、歌うことは、これまで麻痺していた感情や思考を再び呼びさます。 彼らの作り出す曲は、同じ境遇を生きる人々の大きな共感を呼び、熱狂を持って迎えられた。

絶望から生まれた叫びが、多くの仲間たちの生きる希望に変わったのだ。

そんな彼らにDAMは最高のステージを用意する。

各地で活躍するパレスチナ人ヒップホップ・グループを集めての音楽フェス。しかし、お互いの居住地は分離壁や検問所により隔てられている。地理的、歴史的な断絶を音楽で補いあってきた彼ら。同じパレスチナ人として一緒に舞台に立ちたいという願いは、果たして叶うのか。

(自由と壁とピップホップ 公式サイトより引用)

******

 

とりあえず、 現状としてイスラエルという国の人口はユダヤ人が8割を占めており、政治経済土地すべてにおいて支配しています。

残りの2割はアラブ人(パレスチナ人)ですが、 そのほとんどが占領・貧困・差別に苦しんでいます。

街中で自身の言語アラビア語を話せばテロリスト扱いされるくらいですから。

なんでそんなことになっているかは、 こちらをご参照ください。

イスラエル・パレスチナ問題

パレスチナ地域の歴史についてです。 これを知った方がもっと面白く映画観れます。

 

苦難を強いられているパレスチナ人ですが、そんな環境も生まれた頃からそうだとしたら、大多数はそれが現状と受け入れてしまうのか、 みんな夢のない生活をしているそうで、

その中で、DAMの3人はHIPHOPでその現状を変えていこうとしているのです。

 

はじめは、彼ら自身もアメリカのHIPHOPと出会い、ハマり、 英語でRAPをしていたそうです。

単純に、かっこよかったからだと思います。

 

しかし、国内での暴動やテロをきっかけに、

「パレスチナ人なら、パレスチナの言葉で、政治のことを歌わないとダメなんだ。 それが、パレスチナのHIPHOPなんだ。」

とし、 アラビア語でリリックを書くようになり、政治メッセージを盛り込んで、

Meen Erhabe? (英題:Who’s  the Terrorist?) という曲を発信します。

 

 

 

この曲がとにかくカッコイイ!! トラックもリリックも、PVも (YouTubeにはなさそうでした)。

エナジーハンパないです。

 

彼らへの共感、支持はどんどん拡がり、

彼らもどんどんメッセージソングを連発して、

ネットから世界にも進出し、ヨーロッパやアメリカなどでライブをするようになります。

他の音源もかっこいいんですよ!

 

活動範囲を拡げていった彼らは、

貧困にあえぐパレスチナ人地区に子どもたちが遊べる公園を作ったり、 刑務所行きのリスク背負ってでも難民キャンプに行ってライブしたり、

パレスチナ難民の子どもたちを集めて歴史やラップを教えたり、 自分たちがパレスチナ人であることの誇りを説き、 人生に夢や希望を見出させようとしていきます。

また同じようにラップや歌を志すパレスチナ人にトラックを提供したり、 ラップの作り方を教えたり、 その協力態勢ハンパないんです。

 

占領下におけるパレスチナ人の子どもたちの選択肢は、 このまま貧困に暮らすか、麻薬の売人になって金を持つか、 ほぼ二つに一つで夢も持てないそうで。。。

その中でラップに夢を持った彼らが、

「BIGになって、アメリカでも成功して、優雅に暮らすんだ。」 じゃなくて、

「自分たちはラップに出逢えたから道を踏み外さずに生きてこれた。 そのラップでCDが売れれば、何かこのパレスチナの現状を変えられるかもしれない。 その微かな希望にかけたい。」 というその心意気!

 

まさにリアル。

まさにHIPHOP。

 

どれだけ苦難や矛盾が満ち溢れていても、パレスチナで地道に活動している姿に僕は完全にくらいまくったわけです。

筋が通り過ぎていて、 言葉に重みがありました。

 

HIPHOPて、そもそもが逆境にあえぐ黒人から誕生した文化ですし、 持たざる者の文化であり、特に持たざる若者に表現手法をさずける文化なんですよね。

何もなくても、何も持っていなくても、 自分の想いを表現できる。 夢や希望を持てる。

 

そして、 血で争うのではなく、文化で争い、 他を尊重し、高め合う。

 

ZULU NATIONがずっと提唱している精神性です。

 

そんなHIPHOP精神にまさにのっとったDAMの人たちの姿勢も生き方もめちゃくちゃかっこいいと思えたし、 さらにそれを継続する信念と努力と情熱。

ほんとに強く、やさしいですね。

 

さらには、ガザ地区に住むパレスチナ人なんてもっと悲惨な状況で、

自分の国だというのに、ガザ地区から外には出れないし、 そのガザ地区内を移動するにも検問があるしで、 おおよそ息が詰まりそうな環境で、

それでもPRていうグループを始めとするガザ地区のアーティストたちはラップをして、言葉を紡いで、わずかな希望を託していて。

熱い!とにかく熱い!

 

 

正直、イスラエル・パレスチナ問題については一概にどっちが悪いとか、正しいとか言えない側面はある気もするし、

みんな平和を願っているはずなのに、このような現状と歴史を繰り返している矛盾は、今後日本にだってありえると思うし、

これについては簡単には答えを出せないんだけど、

それでもやっぱり一部の人間だけが得をするのは違うと思うし、おかしなところはおかしいで声を上げていくべきだし、

だから、そうした人間の尊厳や自分たちがあるべき姿を追い求めた魂の言葉と、活動を、 遠い地日本で映画を観て、ムズムズするだけの自分は一体なんなのかと思わずにはいられませんでした。

 

恵まれた時代、恵まれた環境に産まれ、大きな不自由なく生きてきた自分が実践するHIPHOPがあるのか?

映画見てからしばらくは自問自答しまくりでしたね。

 

でも、HIPHOPは生活に根差した文化だと僕は思っているし、 そして、誰にでも属する場所があるわけで、 だから、日本には日本の、名古屋には名古屋の、HIPHOPがあって当然なんだなと思います。

 

どんな人でも生活があるし、 その生活の中では大小さまざまな不安や不満があると思います。

自分たちの声はHIPHOPを通じて外へ出し、 自分たちの生活はHIPHOPを通じて上げていく。

結局そういうことなのかなと思います。

 

背伸びする必要もないし、卑下する必要もない。

満足する部分も多いけど、満ち足りていない部分も多い。

 

その中で、自分自身が大切にしているものを、 大切にしている人たちと共有していく。

自分たちが何を感じ、何を想い、何に生きているのか、 どこに向かっていきたいのか、

そのまんまさらけ出して自己表現していくのがHIPHOPなのかなと思っています。

HIPHOPは温かい。好きな言葉です。

 

僕は僕で、中途半端な人間で、そこまでの信念もチカラも持てていないのだけれど、

だけど、僕はダンスのおかげでほんとにたくさんの繋がりと経験が出来て、人生豊かになったと思っていて、

それでも、はじめは自分のダンスを受け入れてもらえず、コミュニティにも参加できず、悶々とした時期もあって、

その時にそんな自分でも受け入れてくれる相方や仲間がいたからこそ救われたし、自分を貫くことができた部分が大きいので、

僕はこれからも同じ名古屋でダンスをする人たちが閉塞感感じないように、型にハマってしまわないように、

みんながそれぞれ自由に音楽やダンスを楽しんでいけるような、 そういう環境や雰囲気は作っていけたらいいなと思うし、

常に柔軟に、常に受け入れ態勢持って、 細々とでも自分を高めながら情熱的に活動していけたらいいなと思っています。

 

 

あとは、 映画の中で出てきたセリフで印象的だったのが、

「前に進むためには、どこから来たか知らなきゃ」 というもので。

 

これは同じようなニュアンスの言葉を耳にしたこともあるけど、

やっぱりなぜ自分自身が存在するのか、自分自身はどこに向かいたいのか、

現在から未来を理解していくためにも、 過去、すなわち、歴史を知ることはほんとに大切なんだなと思いましたね。

 

自分自身のことをとっても、

HIPHOPやストリートダンスのことをとっても、

名古屋のダンスシーンがあることも、

すべてにおいて歴史があって今があって、自分がこうして生きて、踊っていられて、

そして、それがまたその先へと繋がっていくということを、 知ると知らないでは、ダンサーとして、表現者として、全然変わってくるんじゃないかなと思いますね。

 

歴史を学び、自分自身の未来へと繋げていきましょう!

 

 

というわけで、

『自由と壁とヒップホップ』

ほんと突き刺さる映画なんでぜひ観てみてください!

 

 

DVDあります!

 

観た人はぜひ感想を語り合いましょう!

 

僕らと一緒に観たい人はヒロトHOUSEで上映会するんで言ってください!w

 

ではでは。


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